30年後、私は自分のお金で生活できているのか。
低収入ながら資産を構築できたけど、このまま生きていけるのか。子供の教育費、老後はどうなのか。
そんなことを真剣に考えはじめたのは、「老後が不安だから」だけではありません。
子どもに迷惑をかけたくない。
取り崩す人生に入る前に、数字で見ておきたい。
数字で確認できないから、日々頭の中が揺れ動くわけです。
「こんだけ資産あればなんとかなるって!」「いやいや、教育費ってどんだけかかると思ってんのよ?インフレに負けるよ?」
と頭の中で私の声がぎゃーぎゃー言ってるのです。
自分の声の頭のノイズが多すぎて、何もしてなくても頭がいつも疲れていました。
何とか可視化できるようにしたい、と、30年の資産シミュレーションをつくりました。
楽観シナリオでは、未来は明るかった
年5%運用。
安全バケツ(現金・預金)を確保しつつ、残りは成長バケツ(投資信託・株・仮想通貨はおまけ)で運用する想定。
積立は年間60万円(投資信託・iDeCo)。
消費は最初は控えめに、子供の年齢をベースにして、途中で少し増える年もあるけれど、長期で見れば整えていく――そんな前提で数字を書き出してみました。
計算すると、80歳時点でも資産が残る!!。
「いけるかもしれない!!」
少し、肩の力が抜けました。うひゃ~♪私ってば心配しすぎてたわ。
時間をかけた積立と複利はやっぱ最強!こんなに老後に残さなくてもよくない!?
と力が抜けたどころか一気にうかれました。(アホ)
そして、単純なもので
「もう少し広い部屋に引っ越してもいいのかな?」とか、
「車も買い替えられるかも?」とかで物件サイトや、中古車サイト(それでも中古車なのは堅実な性格なのです)を見だしたり(アホ 2回目)
FIREを目指すなら、暴落シミュレーションは避けて通れない
でもね、ふと気づいたのです。。
もし1年目に大暴落が来たら?・・・・・・・。
リーマンショック級ではなく、もっと大きな崩壊だったら?
資産4,400万円スタートではなく、3,000万円スタートになったら・・・?
世界経済は15年~20年ごとのクラッシュ(暴落)をはさみながらこの100年成長しています。
永遠に右肩上がりの成長ではなく、調整・暴落をはさむのは想定内のこと。
FIREでよく言われる「4%ルール」は、資産の4%を毎年取り崩しても長期で持続するという理論ですが、暴落初年度が来た場合は話が変わります。
そこで、1年目に暴落が来ると想定して、投資信託や株が50%マイナス。仮想通貨が70~80%マイナスになるとしてみると、表はまったく別物になりました。。。
取り崩しが重く見える。回復に時間がかかる。もう終わりだ。
そしてなにより、心がざわつきました。キューーーーーっと心が縮こまりました。
年間370万円の取り崩しが、急に怖くなる
理論上は問題ない。(かもしれない)
でも子供に一番お金がかかる時期に、「年間370万円取り崩す」というシュミレーションの数字を見たとき、私は心臓がぎゅっとなりました。
これまで20年、積み立てることしかしてこなかった。
一度も解約していない。
なのにこれからは、毎年数百万円を取り崩す。
理論ではなく、感情がついてこなかったのだと思います。。
節約モードに戻りそうになる自分
暴落シミュレーションを見た日、私は急に引き締めモードになりました。
「これくらいの出費、大丈夫かな?」
「月に余白1万円は贅沢?」
「やっぱり全部引き締めなきゃだめだよね?」
未来を守ろうとして、今を削ろうとする自分がいました。
もともと節約が骨の髄までしみ込んでいます。
だから、いくら資産が増えようと、贅沢はしない。。。
え?じゃあ死ぬまで質素に暮らして、お金が残れば遺産にするの?老後に身体が不自由になってから、「もっと楽しくお金を使えばよかった」って後悔するの?
また頭の中でノイズが鳴り響きます。
地震と同じだと気づいた
暴落は来るかもしれない。来ないかもしれない。
でも、「来ませんように」と祈るのではなく、来た場合に備えるようにしよう。
地震と同じです。
防災バッグを用意する。あとは普段どおり生活する。
私にとっての防災バッグが、安全バケツです。
(考え方はこの記事にまとめました:)
安全バケツとは?現金を確保して心を守る仕組み
暴落シミュレーションは、不安を増やすためではなく、準備を明確にするためのものだったのだと思います。
怖くなった。でも、道筋は見えた
正直に言うと、怖かったです。
でも同時に、「何をすればいいか」がはっきりしたと思います。
今まではとにかくやみくもに、「増やす」ことだけを目標にしてきた。
それは基本的に今もかわっていないのですが、サイドFIREに近い今の状態で、ゆるみすぎず、しかし過度に恐れすぎずに心を平穏に保つ方法が、私にとっては安全バケツでした。
- 現金比率を一定確保する
- 積立は無理のない範囲にする
- 余白は削りすぎない
- (必要なら)リスク資産の扱いにルールをつくる
暴落を見たからこそ、生活を整える理由が明確になりました。
お金のシミュレーションは、心のシミュレーションでもある
数字は冷静です。
でも人間は、いつも冷静じゃない。
私は、浮かれもするし、縮こまりもする。
だから、シミュレーションをして最悪を想定することができてよかった。(もちろん、最悪のときはもっと最悪かもしれません)
FIREか、サイドFIREか
今現在FIRE生活を送っている方、サイドFIREの方は、20年、30年シュミレーションをしていると思います。
5%の資産増加の想定、そして4%の取り崩しルールがあれば安泰。
3000万でサイドFIREする人もいるし、5000万で家族でFIREして海外移住、なんて記事もみました。
だから数字の捉え方は人それぞれ。
自分が落ち着く数字の落としどころを見つけるのも大事なことですね。
もしあなたも、数字を見て不安になったことがあるなら。
やみくもに恐れるのではなく、数字で何度もシュミレーションすることをおすすめします。
あなたは、暴落を想定していますか?
