私はせっかちです。
仕事のメール返信は早い。
見積書も、後輩が考え込んで止まっていたら、先に私が作って「これ送ったらいいよ」と渡してしまう。
やると決めたら早い。
ブログを始めようと思ったときも、古いブログを消して、新ドメインを取って、サーバーを契約して、WordPressを入れて、記事を書いて、サーチコンソールまで一気に設定した。
思い立ったらすぐ動く。
YouTubeで見た鼻うがいがよさそうと思ったら、その日のうちにドラッグストアに行く。
Amazonで明日届くのも待てないときがある。
友達にも「ここまでせっかちな人いない」と笑われるくらい、私は基本せっかちだ。
なのに。なのに?なのかわからないけれど
家は買えなかった。
世間のスピードと、自分のスピード
結婚は30歳。
子どもを持つ決断は30代後半。
2人目は40代に入ってから。
車を持ったのも40過ぎてからだった。
住宅購入も、ようやく本気で考えたのはかなり遅かった。
そして結局、いろいろ考えて「一生賃貸でいこう」と決めた。この流れはまた別で書きます
こうして並べると、世間一般の人生設計より、私はだいぶ遅い。
だからずっと、「私は何でも遅いな」と思っていた。
でも最近、ちょっと気づいたこともあって。
それは単純に「遅い」んじゃなくて、
決断するテーマによってスピードが全然違うだけだったのかもしれない。
すぐできることは、すぐできる
実務は早い。
調べる、比較する、段取りする、手を動かす。
こういうことは得意だし、むしろ早いほうだと思う。
仕事でもそうだし、家のことでもそう。
仕組みを作る、流れを整える、改善する。
これは好きだし、やり出すと早い。
取引先の社員の方が退職される時に挨拶のメールをくれた時があって、
「いつも迅速な対応
今回の家計管理や食費の週予算づくりもそうだった。
一度スイッチが入ったら、数字を詰めて、予算を決めて、やり方を変えていくのは早かった。
断捨離も同じ。
流れに乗ると、どんどん進む。
でも、人生の大きな決断は別だった
家、出産、車みたいな「人生の大きい決断」は、私にとって別ものだった。
金額が大きい。
失敗したときのダメージも大きい。
生活全体に影響する。
家族も関わる。
やり直しがききにくい。
そういうものは、どうしても時間がかかる。
ありとあらゆるリスクを想定するクセもある。
考えすぎる性格だから、なおさら。
最悪のパターンまで想像してしまう。
「もしこうなったら」を何度も考える。
決められない自分が嫌だった。
せっかちな自分と、決められない自分が同居しているのが不思議だった。
でも今は、少し見方が変わった。
私は遅いのではなく、重い決断に時間がかかる人
たぶん私は、
- 実務・日常の判断は早い
- 人生の重い決断は慎重すぎるほど慎重
というタイプなんだと思う。
せっかちなのに家は買えなかった。
この矛盾みたいなものを、ずっと自分の欠点だと思っていた。
でも、欠点というより特性なんだろう。
軽いことはすぐ動ける。
重いことは、簡単には動けない。
誰だって、人生の重い、金額の大きい決断は時間がかかる。
でも、きっと家も「買うことを前提とした」重大決心なんだと思う。
私の場合は、「そもそも家を買う必要があるのか」から考えはじめるから長い。
それだけのことかもしれない。
家を買わなかったことも、失敗じゃない
「もっと早く決めていたら」と思うことはある。何度もあった
若いうちに家を買っていたら。
もっと早く車を持っていたら。
もっと早くいろんなことを決めていたら。
そう思う日はある。しょっちゅうあった
でも、私なりに考えてここまで来た。
不安を見ないふりせず、数字も見て、生活も見て、現実を見て決めてきた。
家を買わなかったのも、先延ばしの結果だけじゃない。
考えた末の選択でもある。
そう思えるようになってきた。
その決断があったから、資産を増やせたという部分は多分にある。
せっかちで、慎重で、たぶんそれでいい、というかそれでしかいられない
自動ドアの前で止まりたくないくらいせっかちなのに、
人生の大きな決断は何年もかかる。
我ながら変な人だなと思う。
でも、そんな性分だから仕方ない
せっかちなのに、家は買えなかった。
でもそのぶん、今の暮らしを整える力はつき、資産も築けた。
家計も、食費も、物の持ち方も、前よりずっと自分に合う形にできるようになってきた。
人生のスピードは、人それぞれでいい。
私はたぶん、
決めるまで時間がかかるけど、決めたら速い人なんだと思う。
それならそれで、自分のペースでいくしかない