脳疲労を減らしたら、節約がラクになった話

節約って、本来は家計をラクにするためのもののはずなのに、
以前の私は、節約しているのにいつも頭が疲れてた。

30円安い牛乳を買いに行こうか迷う。
掃除シートを節約しすぎて乾かす。
「いいもの」はもったいなくて開封できず、気づけば期限切れ。

今思うと、あれはお金の問題というより、
脳疲労の問題だったのかもしれません。

節約してお金がたまっても、不安は消えずむしろ増えた

以前の私は、「節約しなきゃ」という気持ちがすごく強かった。
そして、毎日の暮らしの中で判断することが多すぎた。

今日は何を作る?
足りないものは何?
冷凍庫にあるけど、今日は買ったほうが早い?
こっちの牛乳のほうが30円安い?
この食材、まだ使える?いつ使う?

こういう小さな判断が、ずっと頭の中にありました。
しかも私は、もともと考えすぎるタイプ。
気づけば、節約そのものよりも「判断し続けること」に疲れていた気がします。

さらに、お金の不安が強い時期は、相場の価格チェックを1日に何度もしていました。
売買するわけでもないのに、夜中に目が覚めてスマホで価格を見る。
これも今思えば、脳をずっと緊張状態にしていた原因だったと思います。
依存症という状態に近いのかもしれません。

私の節約を重くしていたのは「脳のノイズ」だった

最近、断捨離を進める中で強く感じたことがあります。
それは、物が多いと判断が増えるということ。

たとえば、

  • 使っていないのに置いてある食品
  • 「いいもの」だから開封していない試供品や調味料
  • いつか使うつもりで残した食材
  • 捨てる判断を先送りしたものたち

こういうものがあるだけで、目に入るたびに脳は小さく働いているんですよね。
「これどうする?」「まだ使う?」「今じゃない?」みたいに。

節約がしんどかったのは、私の意志が弱いからじゃなくて、
先に脳が疲れていたからだったのかもしれません。

まず減らしたのは、出費より「判断回数」だった

ここ1か月くらいで、私がやったことは
「節約をがんばる」というより、判断回数を減らす工夫でした。

  • 食費の週予算を決める(でも上限を下げすぎない)
  • 週のざっくり献立を決める
  • 週はじめにまとめて買う
  • 前日に肉を冷凍庫から冷蔵庫に移す
  • 「いいもの」から開封する
  • 在庫を使い切る意識を持つ
  • 夜中の価格チェックをやめる

どれも地味です。
でも、これがすごく効きました。

毎日「今日は何にしよう」とゼロから考えなくてよくなるだけで、
頭がかなりラクになります。
そして、当日の思いつき買いが減るので、結果的に食費も落ち着いてきました。
買い物に行くのが週に2~3回になり、買い物ゼロ日が増えた。これがかなり大きかった。

我慢していないのに、食費が落ち着いてきた

これが自分でもいちばん不思議だったところです。

今月、食費の週予算を立ててやってみたら、
驚くほど落ち着いています。
しかも、全然無理している感覚がない。

ハンバーグ、とんかつ、餃子、魚、焼きそば…。
夕飯はこれまでと変わらない、ふつうの家ごはんです。
お菓子や果物も買っています。

それなのに、前より気持ちがラク。
毎日スーパーに行って「何買おう」と考え続けていた頃より、
ずっと満足度が高いです。

たぶん、私は「節約がうまくなった」というより、
脳の使い方が変わったんだと思います。

30円の節約より、ノイズを減らすほうが大きかった

前の私は、30円の差で迷っていました。
たとえば、ちょっといい牛乳を開けているのに、
グラタンに使うなら安い牛乳を買いに行こうかな…と考える。(めちゃくちゃケチでしょ!泣)

でも今は、
「その30円のために、買いに行って、新しい牛乳を開けて、
冷蔵庫の開封済みを2本にするほうがノイズが増える」
と思えるようになってきました。

いや、もうこう書いてて恥ずかしいんですけどね・・。
ほんとに、私はこんなに小さな節約を積み重ねていました。
というか、もはやここまで細かいと節約にもなってないと思う。
節約にもならないのに、安い牛乳買いに行ったり、「どっちから使おう」とまた判断材料を増やしたりしていたのです。

30円を守るより、頭の中の静けさを守るほうが、
結果的に暮らし全体が整う。
脳が疲労困憊の大炎症を起こして、やっと、わかってきました。

節約の目的は「削ること」じゃなく、機嫌よく暮らすこと

私はルールを決めるとラクになるタイプです。
でもその反面、「ルールを守ること」が新しい正解になりすぎることもあります。

たとえば、予算がうまくいっていると、
本当は余裕があるのに、さらに上限を下げたくなる。
そうするとまた、昔みたいに細かい節約のノイズに戻ってしまう。

節約が得意な人ほどハマる「予算死守沼」|予算を守ることが「新しい正解」になって苦しくなった話

だから今は、
予算は守るためのものだけど、自分を縛るためのものではない
とあえて意識しています。

節約の目的は、数字を削ることよりも、
家の中の空気や、自分の機嫌を整えること。
子どもと笑ってごはんを食べられること。
使いたいところに気持ちよくお金を使えること。

それができるほうが、私にとってはずっと大事でした。

まとめ

節約がラクになったのは、
意志が強くなったからでも、我慢できるようになったからでもありません。

出費を減らす前に、脳のノイズを減らしたから。
判断の回数を減らして、疲れを減らしたから。

私に必要だったのは、根性よりも仕組みでした。

これからも、節約をがんばるというより、
脳疲労を増やさない暮らし方を続けていきたいと思います。

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